皆様、こんばんは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
先日、羽島市のお客様でお庭の剪定をご依頼いただきました。
家を新築された時、一部の樹木を植え込みさせていただいたご縁で、今ある庭の手入れも誰か探していたとのお話し。
仕事量としては松、五葉松が一本づつで職人が一人一日と、半日の補助があれば大丈夫。
ゴミ処分も含めて、35000円ほどの予算でオッケーとの事でした。
こちらも初めて剪定を担当するお庭になります。
松はある程度手入れされているようですが、半分から上は横枝が少なく、芽がほとんど上に立っている状態。
横の芽を取ってしまったかのようで、どうしてなのか??
反対に右側にある梅の木はかなり茂って大きくなっていて、
庭のバランスを考えるとかなり偏った状態に感じます。
梅の枝を前に剪定の仕方を検討中の本間さん。
ここ最近は松を中心に何件か手伝ってもらいましたので、松の手入れについてはかなり上達されました。
今度は梅。
梅の木は枝の伸びがかなり速く、樹形が作りにくい木の一つ。
剪定の仕方も人それぞれの特徴があります。
本間さんに一度手入れをしてもらって、その切り方を見て、(ここのお客様の希望される手入れ方法)のポイントを伝えていきます。
その現場ごとに手入れの仕方を少しづつ変えていくのがサービスの一つだと思いっています。
庭はお客様のものであって、私たち職人の腕を競う場所ではないはず。
職人さんも素直な人でないと、うちでは手伝いをお願いしません。
仕事を請ける量が少なくなっても、これだけは拘っていきたいところです。
ここでは梅の枝の一部分を例に「剪定の仕方」を紹介しますね。
伸びが激しい種類の木は必然的に「枝が込み合った状態」になっています。
面倒になるといきなり太い枝からノコギリで切り落とすか、
全ての枝の先端部分を刈り込みバサミで切る・・・ことになりやすいものです。
たくさんある枝を一度に綺麗にしようと思わずに、
ケヤキの剪定の時と同じく、基本に戻って、一つの枝の小さな固まりから一つ一つ剪定していきます。
空に向かって垂直に立っている「立ち枝」はほとんどの場合幹から切り取っていい枝です。
真下に向いている枝や、幹の中心方向に向かって伸びる「逆さ枝」も取り除いていい不要枝です。
それれをまずは切ることで、大きな固まりの姿が見えてきます。
全体を見ると面倒になる事も、このように一部分の固まりを見る。
さらに、一つ一つの枝先に伸びている部分を見ることで、だんだんと不要な枝が見えてきます。
その中で、太い枝から順番に付け根から切り取ります。
立ち枝を切るだけで、随分スッキリとしてきます。
これからは全体のバランスを見ながら、細い枝の先端を切ったり、もう少し幹から切り取ったりと微調整を行ないます。
一つの枝ができると、そこから広げていって、ついには全体の枝が剪定できることになります。
慣れてくると、手前の枝を切りながら、全体の姿を同時にイメージして剪定することができます。
それが進んでいくと、「玄関付近から見た時の姿」などと高度に変化させたイメージもできるようになってきます。
何事も経験の積み重ね・・・が一番大切ですね~。
逆光の為随分見難い写真になってしまいました。
以前に比べて随分スッキリしてきました。
松の剪定については、後日アップしますね。
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